飲食業 道楽やねこん家様

お客様からも大人気! Lanky Porterはみんなに愛されるお店の看板ロボット

神社仏閣の技法である「竜宮造り」が取り入れられた小田急線片瀬江ノ島駅。まるで竜宮城のような煌びやかなデザインが特徴的な駅舎を抜けたすぐ左手にある一風変わった飲食店が『道楽やねこん家』です。コロナ渦でネガティブなニュースが多い中、「訪れるお客様の心を癒し、未来に夢と希望を与えられるサービスはないものか?」と考え、ロボットの活用を検討された店主の金子様にLanky Porter を導入した経緯と実際の効果について伺いました。

道楽やねこん家様

店舗紹介

お店について教えてください。

道楽やねこん家は単に飲食を楽しむだけでなく、”衣・食・住・遊・学”様々な角度から人の心を癒し、自然と人間の調和により『心身両面から潤わせる、憩いの空間を』というテーマで設立しました。いつの日か再び、この地に舞い戻ってきたくなるようなアットホームな雰囲気と、人と人との繋がりを大切にしています。日本を代表する観光地、江の島の表玄関ともいえる片瀬江ノ島駅前というこの恵まれた立地の中で、訪れた方がより明るく、幸せで、健康な毎日を過ごすためのコミニュケーションスペースとして、皆様に笑顔で過ごして頂けるよう、他の飲食店にはない、様々なサービスを提供していきたいと考えています。

導入背景

今回、配膳ロボットを導入するに至った背景を教えてください。

コロナ禍で、暗くなった人々の心を癒し、元気づけられるような「飲食+α」のサービスはないかと考えていました。 これまで飲食店では考えられなかった、非対面・非接触という想定外の営業体制。ぽつりぽつりと訪れるお客様は、一人で無言で食事をする。こんな変化の多い時代において、未来に夢や希望を感じさせ、少しでもポジティブな気持ちになれるもの・・・という視点から、ロボットがお店にいたら、楽しい気持ちになるのではと思い、配膳ロボット導入の検討を始めました。

ロボット導入前に感じていた課題は何かありましたか?

ロボット導入を検討するにあたって、4つの大きな課題がありました。1つ目の課題がうちの様な小さなお店でも稼働できるのかという店舗設計上の課題。2つ目が全く知識のない私やスタッフがロボットを使いこなせるかという運用面での課題。3つ目にロボットにはまだまだ高価なイメージがあり、費用対効果が取れるのかなど、コスト面での課題。そして4つ目がまだまだ発展途上のロボットを導入してもすぐに時代遅れになってしまうのではないかといったハード面の課題など、様々な不安や心配がありました。

それはどのように解決しましたか?

 Lanky Porterを無料で試せるキャンペーンに申し込みました。早速、担当の方に下見に来ていただいた結果、問題ないだろうということで、トライアルがスタートしました。実際に試してみると、予想以上にスムーズで、テーブルの配置などのレイアウトを変更することで、さらに使い勝手がよくなり、今では安定走行することができています。

使いこなせるかどうかという観点では、大きなタッチパネルがついているため、スマホの操作に慣れている方なら難なく使いこなすことができると思います。

気になるコスト面はレンタルでの運用で様子をみています。コロナ渦の状況で見通しが少し不安なため、短期のリースで申し込みましたが、一人で店を切り盛りする事が多かったので、作業効率が大幅にアップ。そして何よりお客様の反応が予想以上に良く、十分な費用対効果を感じています。レンタルなので、故障などのトラブルにも対応していただけますし、基本機能を拡張できるシステムを採用しているため、時代に合わせて進化できるのがLanky Porterの一番の魅力だと思います。

Lanky Porter以外に検討した機種はありましたか?

 展示会や見本市に足を運び、いくつかの配膳ロボットを検討しました。

その中でLanky Porterを選んだ理由は?

Lanky Porterは発する文言を自分で自由に変更できる点が大きな魅力でした。当店は『ねこん家』ということで、語尾に「にゃん」をつけることをウリにしているのですが、スタッフは恥ずかしがってなかなか使ってくれません。一方でロボットは忠実に”にゃん語”を使ってくれて、お客様から大好評です。

また、配膳だけでなく、宣伝動画を流したり、お客様を呼び込んだり、踊りやお誕生日ソングを歌うなど、パフォーマンス効果が高いこと。さらに設定変更などの自由度の高さなども導入の大きなポイントとなりました。

活用方法

Lanky Porterをどのように活用しているか教えてください。

基本的には配膳と食べ終わったお皿の下げ膳に活用しています。大量の食器を一気に運べるのがとても便利です。また、配膳中にはイベントの紹介動画を流したり、店頭で近づいたお客様に声掛けをしてもらったりしています。

Lanky Porterの操作性についてはどのように感じていますか?

基本的な操作は使いやすいです。さらにタッチパネル上で自分で設定できる箇所が多くなるとより嬉しいと思っています。今後の改善に期待しています。

Lanky Porterが下げ膳を行う様子

導入効果

実際に店舗でLanky Porterを動かしてみて感じたことを教えてください。

狭い店舗なので、お客様と道の譲り合いになったり、スタッフが間違えてボタンを押して違う席へ配送してしまうといったミスもたまに発生することがありますが、お客様からは温かく見守って頂いています。 スタッフの一員として働くだけでなく、予想以上にお客様からの評判が良く、Lanky Porter がお料理を持っていくとみんな「ありがとう」とか「頑張って」とか話しかけてくれて、すっかり、お店のアイドルとして活躍しています。

現時点で導入によって感じている成果を教えてください。

前述した通り、お客様の反応が良く、お店全体の雰囲気が明るくなったことは一番の成果だったように思います。さらに、お料理の提供や下げ膳でスタッフが動き回る回数が減リ、作業効率が大幅に上がった点も成果として挙げられるかと思います。

今後の運用でLanky Porterに期待していることを教えてください。

ビデオ通話や音声通話ができるようになると良いと思います。間違ってお料理を運んでしまった時や、お客様の疑問など、ロボットを通じて会話ができると、もっと広い店舗でも安心して使えるようになると思います。配膳ロボットのディスプレイ越しにオーダーが取れるようになったりすると、さらに便利になるので、ぜひ実装してください!

今後について

今後の展開について教えてください。

今は、まだAIやロボットが遠い存在に感じられるかもしれませんが、私は近い将来、スマートフォンのような身近な存在になると思っています。とはいえ、実際にロボットに触れ合える場所がないのが現実です。当店でLanky Porterを導入したことにより、訪れた皆様にロボットをより身近な存在として感じて頂けたら良いなと思っています。 今後は、人とロボットが共存・共栄する未来に向けて、AI搭載のコミニュケーションロボットやVRなど様々なロボットを導入し、最新の技術やロボットを見て・触れて・体験できるお店にしていきたいと考えています。導入ををご検討中の方、実機を見たいと思われた方は、是非お気軽にご来店いただき、Lanky Porterの活躍ぶりを見て頂けますと幸いです。